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ダクト設計の重要性とは?設計の流れや外から見える位置の配管計画のポイントについても紹介

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ダクトは室外からの新鮮な空気を室内へ取り入れ、それと同時に汚れた空気を室内から室外へ排出する配管・導管システム。室内で快適に過ごせるのは、このダクトの存在があるからです。ダクトは住宅だけでなく、オフィスや商業施設、ビル、工場、飲食店など、さまざまな場所に設置されています。

本記事では、室内環境を維持するために重要なダクトの設計について解説します。

ダクト設計の重要性

ダクト工事においては、「どのようなダクトを設計するか」といったダクト設計が重要となります。

具体的には、設置場所や使用用途に適した配管レイアウトを決める必要があります。ダクト材質の選別などを含めて、室内の温度や湿度、気流などを正確に把握し、空調機器や送風機器の性能を加味した効率的な設計が求められるのです。

例えば配管に急な曲がり部分があると、給気・換気効率の低下を招くだけでなく、ホコリが溜まりやすくなったり音鳴りがしやすくなったりといったデメリットが生じます。また、ダクトの幅が途中で急に小さくなると、ダクト内の気圧が急激に高くなるため注意が必要です。ほかにも、1本のダクトに複数の換気扇を設置した場合は排気圧力が高くなり、排気が逆流する恐れもあります。

ダクト設計においては以上のようなことを配慮し、設置場所に最も適した設計を行うことで、室内環境の快適さを向上させられます。

ダクト設計とダクト工事は別業者が行うのが一般的ですが、中には設計と工事をワンストップで実施できるダクト専門業者もあります。このような業者に依頼すれば、設置場所の形状や用途、内装、間取りに合わせたオーダーメイドでのダクト設計が可能です。

ダクト設計の流れ

ダクト設計は以下の流れで実施します。

1. ダクトのサイズを決める

すべての吸込口と吹出口の抵抗損失(※1)が変わらないように、ゾーニング(※2)とダクトルートを検討し、ダクトのサイズを決めます。

※1 空気の流れを弱める抵抗力のこと

※2 建物特性や使い方を考慮しながらいくつかのゾーンに区切り、空調計画で使用目的、熱負荷特性、使用時間ごとに空調系統を分けて、各ゾーンの温度や湿度を調整すること

2. 接続するダクトの数を決める

ダクトのサイズを決めたら、どれくらいの数量のダクトを接続するかを決めます。

なお、曲がりが多かったり、さまざまな大きさのダクトを多用したりすると、偏流や抵抗損失が大きくなってしまいます。このような場合、ダクトを運用するにあたって無駄なエネルギーを発生させる恐れがあります。そうならないよう、極力最小限のダクトを接続するようにしましょう。

3. ダクトの振動・騒音を防止する

ダクトは空気が通ることで振動や騒音が発生しやすいため、設計時にこれらを防止する施策を計画しましょう。

ダクトの振動を防止するためには、ダクト板厚を増やしたり金具で補強したりします。ダクトの騒音については消音機を設置することで抑えられます。

4. 点検スペースを確保する

常に快適な住空間を保つためには、定期的なダクトの点検、整備が必須です。そのため、ダクト周りは保守管理をしやすい設計にしましょう。なお、ダクトを隙間なく配管してしまうと、点検時に毎回取り外さなければなりません。そうならないよう、あらかじめ点検スペースを確保しておきましょう。

外から見える位置の配管計画も忘れずに!

ダクトは、建物内部の天井にだけ設置するわけではありません。室外機などをつなぐダクトは外側に設置するため、すっきりと美しく見せるだけではなく、風雨にさらされても問題ない設計にする必要があります。

建物の外側にあるダクトの設置ポイントは以下のとおりです。

  • 結露などによる水分を排出するため、勾配を付ける
  • 雨風などの負荷に耐えられるよう、極端に曲げない
  • 汚れが溜まるのを防ぐため、最短ルートでつなぐ
  • 継手を使用してコンパクトに接続する

まとめ|ダクト工事なら岩元空調へお任せください

ダクトは、室内環境を整えるために必要不可欠な存在です。ダクトの効果を十分発揮するためには、建物に適した配管設計が重要になります。

ダクト工事は、設計と施工、その後に点検整備を行うのが基本的な流れです。そして、各工程は別々の業者に依頼することが一般的とされています。しかし、別々の業者にそれぞれの作業を依頼するとコストがかかるだけでなく、各業者同士で意思疎通がしづらく、最適な保守ができないといったデメリットがあります。

そのため、ダクト工事を一貫して対応してくれる専門業者への依頼がおすすめです。岩元空調では、ダクトの設計から製造、施工、修理までワンストップで対応します。ダクトのお悩みなら、岩元空調へお気軽にご相談ください。

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