角ダクトの接続方法とは?一般的なものから強度・気密性の高い工法まで紹介
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ダクトは、さまざまな形状のものを組み合わせ、接続していくことでできあがります。そこで重要になるのが、ダクトの接続方法です。ダクト工事においては、ダクトの形状や目的に合わせて、適切な接続方法を選ぶ必要があります。
本記事では、角ダクトの接続方法の中から主要なものを紹介します。
丸ダクトの接続方法は、以下をご覧ください。
丸ダクトの接続方法とは?継手やフランジを使用した手法を3つ紹介
角ダクトとは
角ダクトはその名のとおり四角い形状で角筒状のダクトです。別名「矩形ダクト」ともいいます。側面は平らになっており、ダクト内の空気抵抗が大きくなることからも低速ダクトとして幅広く使われる形状です。
角ダクトには真っ直ぐな「直管」、曲がった「エルボ」、両端でサイズの異なる「ホッパー(異径管)」、S字状の「Sカーブ(S字菅)」、接続口が3つ以上の「分岐管」があります。
角ダクトの接続方法
角ダクトは、それぞれのダクトの末端部分にある「フランジ」と呼ばれる部分を使って接続するのが一般的です。フランジとは、ダクトの末端が数センチほど直角に折り曲がったようになっている部分のことで、ダクトのフランジ同士を金具などで固定することでダクトを接続していきます。
角ダクトの接続方法には以下の3つの方法があります。
- 共板フランジ(FG)工法
- アングルフランジ(FG)工法
- スライドオンフランジ(FG)工法
共板フランジ(FG)工法
共板フランジ工法は、一般的な角ダクトの接続方法のひとつです。ダクトの四隅を折り曲げた共板フランジ同士を、接合クリップと呼ばれる特殊なクリップで固定します。
後述のアングルフランジ工法よりもフランジをつくる手間が少なく、また施工しやすく価格が安いのも特徴です。
アングルフランジ(FG)工法
アングルフランジ工法は、リベットや溶接などによって、ダクトの両端にL字型の板(アングルフランジ)を取り付ける工法です。
ボルト・ナットによって、アングルフランジ同士を固定します。ダクト自体の板を折り曲げる共板フランジ工法よりも手間がかかりますが、強度・気密性に優れています。
スライドオンフランジ(FG)工法
スライドオンフランジ工法では、あらかじめ作ってあるフランジの枠にダクトを差し込み、スポット溶接して接続します。
アングルフランジ工法より製作の効率が良く、四隅をボルトで固定するだけで施工できる手軽な工法です。共板フランジよりも強度が高く、共板フランジ工法とアングルフランジ工法のメリットを両立させた工法といえるでしょう。
まとめ|ダクト工事なら岩元空調へお任せください
四角い形状の角ダクトは、その形状からダクト内部の空気抵抗が大きいことが特徴です。角ダクトの主な接続方法は3つで、工法によって強度や気密性が異なります。
岩元空調では、ダクトの設計から製造、施工までをワンストップで実施します。ダクトの設置環境に適した製造ができることも、岩元空調の強みです。ダクト工事については、岩元空調にご相談ください。