丸ダクトの接続方法とは?継手やフランジを使用した手法を3つ紹介
お役立ち情報 ダクト工事 厨房ダクト 排気ダクト 排煙ダクト 換気ダクト 空調・ダクト工事 空調ダクト 給気ダクト
室内の空調を整備するために必要なダクト。そのダクト工事では、ダクトの形状や目的に合わせて、適切な接続方法を選んでいくことが必要です。
本記事では、丸ダクトの接続方法を紹介します。
角ダクトの接続方法は、以下の記事をご覧ください。
角ダクトの接続方法とは?一般的なものから強度・気密性の高い工法まで紹介
丸ダクトとは
丸ダクトは丸い形をしたダクトで、円形や楕円形といった形状があります。丸ダクトの中でも、円柱状で帯鋼をらせん状に巻きつけたダクトのことを特に「スパイラルダクト」といいます。
スパイラルダクトについては、以下で詳しく解説しているのであわせてご覧ください。
側面が丸いため空気抵抗が小さくダクト内で空気を流しやすく、高速ダクト(※)に用いられますが、側面が丸いことから壁や天井に収まりにくいことがデメリットです。
※ダクト内の風速が毎秒20メートル以下かつ、空気の圧力(静圧)が490Pa以上のダクト。
丸ダクトには真っ直ぐな「直管」、曲がった「エルボ」、両端でサイズの異なる「レジューサー」、接続口が3つ以上の「分岐管」があります。丸ダクトに関連する部品としては、角ダクトとの接続に使用する「カラー」、丸ダクト同士の接続に使用する「ニップル」があります。
丸ダクトの接続方法
丸ダクトの接続には、「継手」と呼ばれる部材を使う手法が主流となっています。継手をダクトとダクト、またはダクトと機器などの間に設置してつないでいくという方法です。継手にはサイズの違うダクトをつなぐもの、枝分かれするものなど、さまざまな種類が存在しています。
丸ダクトの接続方法には以下の3つの方法があります。
- 差し込み継手工法
- フランジ(FG)工法
- メッツフランジ(FG)工法
差し込み継手工法
差し込み継手工法は、継手を丸ダクトに差し込んで鉄板ビスで固定し、その上からダクトテープ、アルミテープなどを二重に巻いて仕上げます。単純な工法で施工自体も安価であるため、丸ダクトの接続方法としてもっとも広く利用されています。
フランジ(FG)工法
丸ダクトも角ダクトのように、フランジで接続する工法があります。丸ダクトの末端にフランジ用のL字型パーツを取り付け、フランジ同士をボルトなどで接続します。
メッツフランジ(FG)工法
メッツフランジ工法は、リング状のフランジパーツを丸ダクトにはめ込み、ビスなどで固定してフランジを取り付ける工法です。一般的なフランジ工法に比べるとフランジの取り付けが容易で、作業時間を削減できるメリットがあります。
まとめ|ダクト工事なら岩元空調へお任せください
丸い形状の丸ダクトには、通常の丸ダクトのほかに帯鋼をらせん状に巻きつけた円柱型のスパイラルダクトがあります。丸ダクトの主な接続方法には、継手やフランジなどを使用して接続する3つの方法があります。
岩元空調では、建物の形状から最適なダクトの形状をご提案。ダクトの設計から製造、施工までをワンストップで行います。ダクト工事に関する相談は、岩元空調へお問い合わせください。