マンションの悪臭の原因は換気ダクトの汚れにある!?
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ダクトは決して飲食店や工場だけの設備ではありません。マンションなどの集合住宅にもダクトは設置されています。室内に新鮮な空気を取り込むためには、ダクトのお手入れが欠かせません。そこで今回はダクトの清掃についてご紹介します。
マンションで臭いに関するトラブル
マンションで生活していると、臭いに関するトラブルやクレームが多いことに気がつくかもしれません。臭いに関するトラブルでも、ペットの臭いやごみを溜め込んでいる部屋からの臭いなど、臭いの元が明確なものであれば対処はしやすいものです。
しかし「何となくカビ臭い」「油やタバコの臭いがなかなか消えない」といった、すぐに原因が分かりにくいトラブルになると、対処が一気に難しくなります。そういった場合、まず何を疑うべきなのでしょうか?
原因不明のマンションの悪臭は、まず「換気ダクトの汚れ」を疑う
マンションや団地などの集合住宅には、飲食店や工場などでよくみかける換気ダクトが設置されています。換気ダクトは換気扇からマンションの外部排気口までをつなぐ「空気の通り道」のようなもので、通常は天井裏などの見えない部分にあるため気づくことはありません。
しかしこの換気ダクトの働きによってマンションの中や各部屋には、常に新鮮な空気が送り込まれます。特にトイレ・キッチン・浴室など、臭いや湿気が溜まりやすい場所では、この換気ダクトの存在は欠かせません。
長年放置したダクトの中は……
そのため、もし住民からカビ臭い、油やタバコの臭いが消えないといった苦情やクレームが来た場合、この換気ダクトの汚れが原因である可能性が高いと言えます。換気ダクトは新鮮な空気を送り込むだけではなく、部屋の中の臭いを吸い込み排出する役割も担っているからです。
何年も手入れをせずに放置していると、ダクトの中は吸い込んだ油やホコリ、湿気などによって換気能力が著しく低下します。これによりダクト内部にカビが発生したり、油、タバコの臭いを吸い込まなくなり、やがて悪臭となります。さらにひどくなると悪臭だけではなく壁が汚れたりといったトラブルに発展することもあります。
換気ダクトの定期点検、清掃を怠らず悪臭のない生活を
換気ダクトの汚れを放置していて起こる問題は、悪臭や部屋の壁汚れのほかにも、排気口から油がたれることによりマンションの外壁さえも汚すことになります。またダクト内に溜まった油やホコリに、キッチンで使用した火が引火して火事になったという事例もあります。
こういったトラブルを未然に防ぐためにも、換気ダクトの清掃は最低でも5年に1回は行うようにしてください。仮の換気ダクトが汚れていないとしても、何らかの事情で換気扇からダクトが外れてしまっていて、臭いを吸い取らなくなっていたといったケースもあります。
こういったことも清掃をしなければ気づかないことですので、もし住民から原因不明の悪臭に関する苦情、クレームがきたらすぐに専門業者に清掃の依頼をするようにしましょう。