扉が重くて開けづらい原因はダクトや給排気にあり!?|岩元空調
ダクト工事
扉が重くて開けづらい原因はダクトや給排気にあり!?
「扉が重く感じる」「勢いよく閉まる又は扉が閉まらない」「扉が開いた瞬間一気に風が流れ込む」このようなトラブルが起こっている場合、もしかしたら給排気系に問題が生じているかもしれません。ダクトから異音がしている場合はその可能性は高いといえるでしょう。またこれら以外にも、給排気部やダクトの設計施工ミス・劣化による能力低下などによって考えられるトラブルは様々あります。給排気系の問題でどのようなトラブルが引き起こされるのかチェックしておきましょう。
給排気系が原因となるトラブルとは
◆扉が重い・開きづらい
飲食店などに起こりやすいトラブルとして、給排気がしっかりと機能していない状態で起こる「扉が開きづらい」「扉が重い」などが挙げられます。排気量に対して給気量が十分でなかった場合、店内の空気が少なくなってしまい気圧が店外よりも低くなる「負圧」状態になることで扉が重くなってしまうのです。またこれに関連して扉を開けた際に勢いよく風が入ってくることもありお客様へのストレスになったり、力強く扉を開けることで故障の原因となってしまう可能性があります。
◆店内の温度調節がうまくいかない
夏場は店内が熱くなってしまったり、冬場は店内が暖かくならないといったことも給排気系が原因となっているかもしれません。厨房内の換気ができていなければ店内に熱気が店内に回ってしまいますし、冬場では局所冷却が起こってしまい暖房効率が悪くなってしまうことなどが考えられます。
◆虫の侵入
正常な給排気が行われていても虫が店内に入ってきてしまうことはあるでしょう。しかし給排気が上手く働いていない場合では、その可能性はより高くなってしまう可能性があります。店内の気圧が店外より低くなってしまうと、空気が店外から店内へと吹き込んでくることになりその空気の流れに乗って虫が入ってきてしまうのです。
排気と給気のバランスが大切
給排気系が原因となるトラブルを解決するためには、排気と給気をバランスよく行う必要があるでしょう。排気や給気を行うダクトなどの設備は使用しているうちに汚れやゴミが付着することや、長期間の使用でファンやモーターが劣化することで能力の低下が起こります。
そのため最初のうちは問題がなくても、時間が経つと給排気のバランスが崩れてしまいトラブルが発生することも十分にあります。排気だけが強い・給気だけが強い、というだけでは正常な換気を行うことができません。給排気系を設置する際はもちろん、その後のメンテナンスにも気を配ることが必要です。
必要に応じて給排気系の検査を行いましょう
給排気系が原因となるトラブルは数多くあります。中にはそれらは小さなことと思われる方もいるかもしれません。しかし飲食店や商業施設でこうしたトラブルが起こっている場合、お客様のストレスになってしまい客足が低下したり従業員の精神負荷にもなってしまう可能性があります。もし今回ご紹介したようなトラブルが起こっているのであれば、一度専門業者に問い合わせて検査をしてみてはいかがでしょうか。給排気系を整えることで様々なトラブルを解決することができるかもしれません。