ダクトの臭い（におい）が引き起こすトラブルとは？対策についても紹介

ダクトの臭い（におい）への対策は、飲食店経営者や従業員にとって重要な課題です。においが店内に充満すると、お客さんや従業員の快適性や衛生面に悪影響を及ぼす可能性があります。

本記事では、飲食店のダクトのにおいの原因と解決策について詳しく説明します。ダクトのにおいを根本的に解消し、お店の評判や顧客満足度の向上につなげるために、ぜひご一読ください。

ダクトの臭い（におい）の原因とは？

飲食店において、換気扇やエアコンなどのダクトが発する不快なにおいは、さまざまな要素が絡み合い生じます。飲食店のダクトの臭いの主な原因には、以下のものが考えられます。

• 蓄積したグリース
• カビや菌の繁殖

蓄積したグリース

飲食店で調理作業を繰り返すことで、グリースがダクト内に付着し、時間とともに蓄積していきます。グリースとは、調理工程において発生する油や脂質のことです。蓄積されたグリースは酸化し、不快なにおいを発生させることがあります。

カビや菌の繁殖

ダクト内部の湿度や温度が上昇し、換気が不十分のままだとカビや菌の繁殖を促すことがあります。ダクト内に繁殖したカビや菌によって、不快な臭いや異臭が発生することがあるのです。

飲食店のダクトの臭い（におい）に関するトラブル事例

飲食店のダクトのにおいは、従業員やお客様だけでなく、近隣住民にも不快感を与えるおそれがあります。飲食店のダクトのにおいに関して発生しうるトラブル事例には、次のようなものがあります。

• お店の評判に影響が及ぶ
• 健康問題を引き起こすおそれがある

お店の評判に影響が及ぶ

ダクトから発せられるにおいによって提供する料理本来の味や香りを損なったり、におい自体によって不快感を与えたりすることで、お客様や近隣住民からクレームが寄せられるおそれがあります。

また、ダクトからにおいが発せられる状態が続くと、口コミサイトなどでの評価が低くなり、お客様が離れていくことも考えられます。

健康問題を引き起こすおそれがある

ダクト内にグリースやカビ、菌などが溜まったまま清潔でない状態が続くと、衛生面や健康面への影響が懸念されます。店内の空気が淀むことをはじめ、最悪の場合はアレルギーや呼吸器疾患がある人が咳や喉の痛みなどの症状を訴えるおそれもあります。

飲食店のダクトの臭い（におい）対策

飲食店のダクトのにおいを解消し、店内の環境を整えるためには、以下のような対策が有効です。それぞれ詳しく紹介します。

• ダクトの向きや排出する高さの調整
• 温度と湿度の管理
• 定期的なクリーニングとメンテナンス

ダクトの向きや排出する高さの調整

飲食店の外に対するにおい対策としては、ダクトの向きを変える方法が効果的です。ダクトが近隣住宅へ向いている場合にダクトの向きを変えることで、近隣住宅へにおいが届くことを遠ざけます。

また、建物の最上階までダクトを伸ばすことでにおいを高い位置で排出させ、においが近隣住宅まで届きにくくするのも有効な対策です。

温度と湿度の管理

ダクトのにおい対策としては、ダクト内の温度と湿度の管理も重要です。高温多湿な環境はカビや菌の繁殖を促し、においの原因となります。適切な温度と湿度を維持するために、ダクト内の換気や空調システムを適切に設定し、湿度をコントロールしましょう。

定期的なクリーニングとメンテナンス

換気が上手く行われずに厨房や店内ににおいがこもってしまう場合、ダクト内部にグリースが積もっていることが考えられるので、定期的に清掃しましょう。

専門業者による定期的なクリーニングによって、においの元になっていた汚れを取り除くことができます。専門業者によるクリーニングのほかにも、ご自身でダクトの吸込口やフィルターについている汚れを定期的に落とすことで、ダクト内部の汚れを少しでも軽減させられます。

またダクトに不具合があった場合、いくらクリーニングをしていても汚れが溜まりやすくなることも考えられるため、定期的なメンテナンスも重要です。ダクトのメンテナンスは自分で行うことは困難なため、専門業者へ依頼しましょう。

まとめ｜ダクト工事なら岩元空調へお任せください

飲食店のダクトのにおいは、お客様や近隣住宅へ不快感や衛生面への懸念を引き起こすおそれがあります。ダクトのにおいの原因を知り、においを予防する対策を講じましょう。

岩元空調では、ダクトの設計・製造・施工・修理までを一貫して行います。建物や設置場所の形状・用途などに応じた、オーダーメイドでのダクト工事が可能なことがポイント。自社で一貫したダクト工事を行うことで、ダクトの型や寸法などを設置場の内装や間取りに合わせ、お客様の要望に沿った施工を行います。ダクト工事に関するご相談がございましたら、岩元空調へお問い合せください。