一種換気はダクトレス式がおすすめ?メリットや効率的な換気方法とは
お役立ち情報 ダクト工事 ポイント 換気ダクト
一種換気システムを導入する場合、ダクトレス式とダクト式のどちらが最適なのでしょうか。室内環境の維持・確保のためには換気が重要となりますが、換気システムには第1種から第4種までの4種類があります。一種換気(第1種換気)は、給気と排気をどちらも機械によって行う換気システムです。
本記事では、一種換気をダクトレス式にするメリットやデメリット、ダクトレス式の一種換気システムで効率良く換気するポイントなどについて解説します。
換気の種類については、以下の記事で解説していますのであわせてご確認ください。
換気にはどんな種類がある?換気システムの必要性や選び方のポイント
また、自然換気については以下の記事で解説しています。
自然換気にはどのような種類がある?機械換気との違いやメリットを紹介
目次
一種換気システムのダクトレス式とは
一種換気(第1種換気)システムとは、給気と排気のどちらも機械を利用して行うシステムです。機械による換気なので、雨や風などの室外環境に影響されず、安定した換気ができます。
一種換気システムには、ダクトレス式とダクト式があります。ダクト式なら、窓がなく外に面していない部屋でも、ダクトを通じて換気することが可能です。ダクトレス式の場合は、各部屋に設置された給排気設備を通じて室内外の空気を循環させます。
一種換気システムをダクトレス式にするメリット
一種換気をダクトレス式にすることには、以下のようなメリットがあります。
- イニシャルコストがかからない
- ダクト式の場合に発生するリスクや手間を回避できる
イニシャルコストがかからない
ダクトレス式の一種換気システムは、その名のとおりダクトを必要としないため、ダクトレス式と比べるとイニシャルコストがかかりません。イニシャルコストがかからず設置しやすいため、建物の新築時にはもちろん、既存の建物への追加設置がしやすいこともメリットです。
ダクト式の場合に発生するリスクや手間を回避できる
ダクトを使用する場合、ダクト内にカビや結露が発生したり、定期的なメンテナンスが必要となったりします。ダクトレス式の場合は、それらのリスクや手間を回避できます。メンテナンスの負担が軽減されるため、結果として長期的な経済的負担も小さくなる点でメリットが得られるでしょう。
一種換気システムをダクトレス式にするデメリット
ダクトレス式の一種換気システムには、次のようなデメリットがあります。
- 換気扇の音が懸念される
- 設置場所が限定される
換気扇の音が懸念される
ダクトレス式の一種換気システムは、ダクトを使用しないため各部屋に換気扇などを設置することになりますが、特に夜間や静かな環境では換気扇の音が気になる場合があります。換気扇の音を軽減させるためには、静音設計の換気扇を選択したり、適切な設置位置を考慮したりすることが大切です。
設置場所が限定される
ダクトレス式の一種換気システムは壁に取り付ける必要がありますが、外に面していない部屋には設置できません。このような部屋は、ダクトを通じて換気する必要があります。また、風通しや均一な換気を確保するためには、設置場所をしっかり検討することが重要です。
ダクトレス式の一種換気で効率良く換気するポイント
ダクトレス式の一種換気システムで効率良く換気を行うためのポイントは、換気設備のフィルターを定期的にお手入れすることです。
フィルターにホコリが溜まると換気効率が低下し、室内の空気が悪くなってしまいます。フィルターの掃除はご自身でも可能ですが、業者に依頼することでより効率的に行えるでしょう。
一種換気システムはダクトレス式とダクト式どちらがおすすめ?
ダクトレス式とダクト式のどちらがおすすめかどうかは、建物のタイプや具体的な要件に応じて判断しましょう。予算が限られている場合や、既存の建物に後付けする場合は、ダクトレス式がおすすめです。
一方で、建物の規模が大きい場合には、一度に複数の部屋を効率的に換気できるダクト式が適していると言えます。
まとめ|空調設備の工事なら岩元空調へお任せください
今回は、ダクトレス式の一種換気システムのメリットやデメリット、効率的な換気のポイントなどについて解説しました。ダクトレス式とダクト式では、一種換気システムを設置したい建物の構造などによって適応タイプが異なります。建物に合った換気システムを設置するために、ダクトレス式とダクト式の違いを知った上で選択することが大切です。
岩元空調では、空調設備の工事を取り扱っています。建物の構造に合った空調システムをご提案いたしますので、一種換気システムに関する工事を検討中でしたら一度ご相談ください。