高速ダクトと低速ダクトは何が違う?それぞれの特徴とメリット、デメリットを解説
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ダクトは、ダクト内を流れる空気の速度によって「高速ダクト」と「低速ダクト」の2つの種類に分かれます。
本記事では、高速ダクトと低速ダクトそれぞれの特徴とメリット、デメリットを解説します。
ダクトの形状については以下の記事をご覧ください。
ダクトにはどんな形状がある?各形状のメリット・デメリットなどを解説
また、ダクト全般の基本知識は以下の記事でまとめています。
高速ダクトとは
高速ダクトとは、ダクト内を通る空気の風速が15m/s以上のものを指します。
ダクトの主な形状には、四角い形状の角ダクトと丸い形状の丸ダクトがあります。この中で、高速ダクトとして使用されているのが丸ダクトです。丸ダクトには角がないため空気抵抗が小さく、空気がスムーズに流れやすいという特徴があります。流れの速い空気を通すのに適するため、丸ダクトは高速ダクトとして用いられているのです。
丸ダクトについて詳しくは、以下の記事もご覧ください。
丸ダクトの接続方法とは?継手やフランジを使用した手法を3つ紹介
高速ダクトのメリット・デメリット
高速ダクトは空気を迅速に供給・排出できるため、必要な場所に効率的に空気を送れることが大きなメリットと言えます。また、高速ダクトとして使われる丸ダクトは柔軟性が高く複雑な配管ルートにも対応できるため、設置スペースを抑えられます。
一方で、高風速のため運転音が大きくなる懸念があることがデメリットとして挙げられます。
低速ダクトとは
低速ダクトは、ダクト内を通る空気の風速が15m/s未満のものです。
高速ダクトとして丸ダクトが使用されるのに対して、低速ダクトには角ダクトが使用されています。角ダクトには複数の角があり、ダクト内を通る空気抵抗が大きくなります。この形状は流れの速い空気を通すのには適さないため、角ダクトは低速ダクトとして使用されているのです。
角ダクトについては、以下の記事で詳しく解説しています。
角ダクトの接続方法とは?一般的なものから強度・気密性の高い工法まで紹介
低速ダクトのメリット・デメリット
低速ダクトは空気抵抗が小さく、空気を均一に分布しやすいというメリットがあります。また、高速ダクトと比べると静音性が高いのもメリットです。
一方で、低速ダクトとして使われる角ダクトは柔軟性があまり高くないため、設置スペースが限られるというデメリットがあります。
まとめ|ダクト工事なら岩元空調へお任せください
高速ダクトと低速ダクトのそれぞれのメリットやデメリットを紹介しました。ダクトの設置場所の形状や用途によって、高速ダクトと低速ダクトのどちらが適しているかは異なります。
岩元空調ではダクト設計から製造、施工までワンストップで対応できるため、お客様に最適なダクト工事の提案が可能です。施工後の修理やメンテナンスなどのアフターサービスにも対応いたします。ダクト工事に関する相談は、お気軽にお問い合わせください。