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ダンパーとは?室内の空調管理や防火・防煙で重要なダクト設備の解説

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ダクト設備を構成するひとつの要素であるダンパー。空調の調節や排煙のために取り付けられることの多いダンパーですが、そのほかにもさまざまな用途を持つものもあります。

本記事では、ダンパーの種類とその特徴について詳しく紹介します。

ダンパーとは

ダンパーは、空調ダクトや換気ダクトなどの吹出口や吸込口、内部などに設置される装置です。空調ダクトを通る空気の量を調節したり、火災時に煙が室内に流れ込まないようにしたりとさまざまな用途に使用されます。

ダンパーの種類と特徴

ダンパーは、大きく「空調ダンパー」と「防火ダンパー」のふたつに分類されます。そこからさらに細かい種類のダンパーが存在します。

空調ダンパー

空調ダンパーの役割は、快適な室内環境の維持です。ダクトは基本的に建物内の各フロアに設置され、常に新鮮な空気を取り込んだり汚れた空気を排出したりします。

そこで、空調ダンパーは主に室内の汚れた空気をダクトを通じて外に出す役割を持っているのです。

風量調整ダンパー

室内や室外へ送る空気量を調節する「風量調整ダンパー」は、大きくボリュームダンパー(VD)とモーターダンパー(MD)に分けられます。

ボリュームダンパー(VD)は、ダンパー外部にあるハンドルによって手動で羽根を開閉できるのが特徴です。モーターダンパー(MD)は、モーターを使用して風量を調節でき、空調の自動制御が必要なダクトに設けられます。

逆流防止ダンパー

チャッキダンパー(CD)とも呼ばれる「逆流防止ダンパー」は、空気の流れを一方向に限定し、空気の逆流を防ぐダンパーです。多くの場合、外気取り入れ部などに設けられます。

防火ダンパー

防火ダンパーは、建物内で火災が発生した際にダクト内を遮断し、煙や炎が室内に広がるのを防ぐ役割を持ちます。ファイヤーダンパー(FD)とも呼ばれ、内蔵された温度ヒューズが火災時の温度上昇を感知し、設定温度に達するとヒューズが溶けて羽根が閉じる構造です。

なお、防火ダンパーの中には通常時は風量調整ダンパーとして使用され、火災時に防火ダンパーとして作動するタイプもあります。

防煙ダンパー

防煙ダンパーはスモークダンパー(SD)とも呼ばれ、煙感知器と連動して羽根が閉じる構造になっています。防火ダンパーの機能をあわせ持つ仕様になっているのが一般的です。

まとめ|ダクト工事なら岩元空調へお任せください

室内の空調を調整したり、万が一の火災の際に防火の役割を果たしたりと、ダクトに設置されるダンパーは重要な効果をもたらします。

ダクトを適切に設置する際には、建物の形状に合わせた設計が重要です。岩元空調では、ダクトの設計から製造、施工、修理までワンストップで対応します。ダクト工事を検討しているなら、岩元空調へお気軽にご相談ください。

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