タスク・アンビエント空調はオフィス環境を快適にする空調方法！詳しいメリットや吹出し方法を紹介

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「オフィス内の特定のエリアだけ温度が低い」「オフィス全体が暑い」など、オフィスの空調設備でお困りではないですか？

このような問題を解消する選択肢のひとつに、「タスク・アンビエント空調」という空調方法があります。空調設備を見直し、ダクト工事を実施することで、快適なオフィス空間を実現できるかもしれません。

本記事では、タスク・アンビエント空調の特徴やメリット、具体的な吹出し方法を紹介します。

タスク・アンビエント空調とは

タスク・アンビエント空調とは、フロアや部屋を人の滞在時間が長い「タスク域」と滞在時間の短い「アンビエント域」と呼ばれる2種類の領域に分け、温度や風量を別々に調整する空調方法です。

タスク・アンビエント空調のメリットには、次のようなものが挙げられます。

タスク・アンビエント空調はタスク域の空調を個人の好みに合わせられるため、「オフィス全体が寒い」「一部のデスク周辺だけ暑い」といった不快感を解消できます。

タスク・アンビエント空調を人感センサーと連携させれば、「タスク域に人がいない場合はアンビエント域だけ空調を起動する」といった対応が可能に。アンビエント域の温度を一定に保てます。

タスク域の空調を最適化することは、電気代の削減にもつながります。このように、省エネ効果が高いのもタスク・アンビエント空調のメリットと言えるでしょう。

タスク・アンビエント空調は、オフィス内の構造に合わせて吹出し方法を変更できます。主な吹出し方法には「床吹出し」「天井吹出し」があり、用途によって使い分けます。

床吹出しは「タスク用空調機」と呼ばれる空調装置を使用して、空気の流れを床から天井の吸い込み口へと誘導する空調方法です。タバコの煙や食べ物のにおいなども天井へと流せるので、消臭効果も期待できます。

天井吹出しは、天井の吹出し口から床に設置された吸い込み口へと空気を流す方法です。パソコンなどのOA機器や、人体などから排出される熱によるタスク域の温度上昇を解消できます。

室内環境において、特定のエリアだけ極端な温度差が生じることは少なくありません。タスク・アンビエント空調を設置すれば、一部のタスク域のみでなく、オフィス空間全体を快適に保てます。これにより、従業員のストレスも解消できるでしょう。

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