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暖房とは?多様な種類や建物に合った暖房設備を選ぶポイントを解説

お役立ち情報 ダクト工事 ポイント

寒い時期になると使用する機会が多くなる「暖房」には、エアコンや床暖房、ストーブなどさまざまな種類があります。部屋を効果的に暖めて快適な室内環境を維持するためには、建物に合った暖房設備を選ぶことが重要です。

本記事では、暖房の種類と暖房設備を選ぶポイントについて解説します。

暖房とは

暖房とは、文字のとおり「部屋を暖めること」を意味します。部屋が寒くならないように適切な温度に保ち、快適な室内環境を維持する目的があります。

暖房は種類によって、部屋への熱の伝わり方が以下のように異なります。

  • 直接暖かいものに触れる方法(電気毛布や湯たんぽなど)
  • 高温物体から放出される熱を直接身体や衣服の表面に受ける方法(床暖房やこたつなど)
  • 温度の高い空気の中に身体を置き対流熱伝導による熱損失を防ぐ方法(エアコンの暖房やストーブなど)

暖房の種類

暖房の種類は、以下の2つに大別できます。

  • 個別暖房
  • 中央暖房

個別暖房

個別暖房は熱源となる暖房設備を部屋ごとに置き、室内を暖める方法です。具体的には、以下のような設備(器具)が挙げられます。

  • 石油ファンヒーター
  • カーボンヒーター
  • 電気ストーブ

部屋の大きさや用途によって熱源を使い分けられるため、設置も簡単で取り入れやすいのが特徴です。

中央暖房

中央暖房は1ヶ所に設置されたボイラーやヒートポンプなどの熱源から、ラジエーター(放熱機)やファン(送風機)を介して複数の部屋へ暖かい空気を送る方法です。セントラルヒーティングとも呼びます。ひとつの熱源で効率良く建物全体を暖められるため、個別暖房と比べて安全性・経済性が高いことが大きなメリットです。

中央暖房は、間接暖房と直接暖房の2つに分類されます。

間接暖房

間接暖房は、あらかじめ別の場所で暖められた空気を各部屋へ送る中央暖房の一種です。広範囲に熱を送れるため、天井が高く広い空間でも効率的に暖められます。

直接暖房

直接暖房は、室内に置かれたラジエーターに蒸気や温水を給湯して空気を暖める方法です。間接暖房よりも室内の温度をすぐに上げられるメリットがあります。

直接暖房は、「射流暖房」と「対流暖房」に分類できます。

直接暖房の種類 仕組み 特徴
射流暖房 床暖房やパネルヒーターなどの床や壁に埋め込まれた配管へ温水を流し、そこから出る放射熱によって室内を暖める。 トイレや風呂場の床、壁など表面温度を暖めたいときに有効。
対流暖房 1ヶ所の熱源からダクトを通して暖めた空気を室内に送り、その空気をファンや放熱器を使用して室内に対流させる。 部屋全体の空気を暖めたいとき有効。

さらに、対流暖房を細分化すると「蒸気暖房」と「温水暖房」に分類可能です。

対流暖房の種類 仕組み 特徴
蒸気暖房 ボイラーで発生させた蒸気をダクトで室内に送り室内を暖める。 オフィスビル、学校、工場などで使用されており、空間を素早く暖めることが可能。
温水暖房 暖房用ポンプを通して60~80℃の温水を循環させることで、室内を暖める。 水を温めるときに発生する膨張水を吸収する「膨張ポンプが必要」となる(膨張ポンプの設置は業者に要確認)。

暖房設備を選ぶポイント

建物に適した暖房設備を選ぶポイントを2つ紹介します。

目的を明確にする

まずは、「部屋全体を効率的に暖めたい」「子どもや高齢者にも安全な暖房機器を使いたい」など、暖房を使う目的を明確にしましょう。

建物の構造を確認する

目的を明確にしたら、建物の気密性や断熱性などを確認し、適切な暖房設備を選びます。部屋全体を暖めたい際には、部屋の広さなどにも注目しましょう。

また、寒い地域などでは建物全体を暖められる暖房設備のほうが、より効率的に部屋の温度を上げることができます。

まとめ|ダクト工事なら岩元空調へお任せください

建物や室内の構造に最適な暖房方法を選択することで、より効率的に空間を暖められます。建物の規模によっては、大幅な省エネや光熱費削減につながります。どの暖房方法がよいのか分からないという方は、安全にも配慮して選ぶ必要があるので事前にダクト工事の専門業者などに相談しましょう。

岩元空調ではダクトの設計や施工だけでなく、ダクト設置後のメンテナンスや修理などのアフターフォローも万全。ダクトに関するご相談がありましたら、岩元空調へお気軽にお問い合わせください。

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