建物を効率的に換気するハイブリッド換気|ダクト工事を行う岩元空調
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「室内に結露やカビが発生する……」「部屋に熱がこもりやすい……」「電気代を抑えて効率よく換気をしたい……」などでお困りの方も多くいるのではないでしょうか?今回のコラムでは、自然換気と機械換気を併用することで、建物を効率よく換気するとともに省エネも実現する「ハイブリッド換気」についてご紹介します。
ハイブリッド換気って?
ハイブリッド換気とは、温度差や風の流れを利用して換気する「自然換気」と、ファンなどの機械によって換気をする「機械換気」を組み合わせた空調方法です。自然の換気力に機械の力を組み合わせることで、快適な室内換気が可能に。室内と室外の温度差や風の強さなどをセンサーが感知して、室内の温度や湿度に最適な換気を行うことができるので、新鮮な空気を常に室内に送ることができます。
ハイブリッド換気の応用
ハイブリッド換気は、一般住宅から学校などの大型の建物などで幅広く利用されています。大規模なビルでは、吹き抜けを利用した「煙突効果」を活用したものや風力の力を活用した「ベンチュリー効果」と組み合わせることで、建物をより効率的に換気することができます。
建物の構造を利用した「煙突効果」
煙突効果とは、冷たい空気を建物の1階から室内に入れることで、温度の高い空気を上昇させ外へ流すことで建物内を換気する方法です。温度差によって換気効果を得られるので、高層ビルの吹き抜けを利用する場合が多くあります。
風の力を利用する「ベンチュリー効果」
ベンチュリー効果は、屋根にベンチレーターと呼ばれる機器を取り付けることで、室内の空気を排出する方法です。ベンチレーターを通り抜ける風の吸引効果によって、室内の空気を引っ張ることで吸気と換気を同時に行うことが可能です。
ハイブリッド換気で省エネと快適な室内環境を実現
ハイブリッド換気は、省エネの実現やカビ・結露の予防効果だけではなく、建物の構造に最適な機械と組み合わせることでより効率的に換気することが可能です。ハイブリッド換気を導入する際は、事前に業者に相談し建物の構造を確認してもらい、最適な換気方法を検討しましょう。