床吹き出し空調とは？オフィスで快適に過ごすための空調方式のヒント
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床吹き出し空調は空調方式のひとつで、その名のとおり吹出し口が床に設置されています。
オフィスなどで自分のデスク周辺だけ極端に寒かったり、部屋が広いため冷房の効きが悪かったりといったオフィス空調の悩みを解消できる空調方式です。
二重になった床と床の間が空気の通り道となり、その二重床の吹出し口から空気を供給します。熱を効率的に室外へ排出できるため、室温を快適に保てるのがポイント。本記事では、床吹き出し空調の種類や選び方を紹介します。
目次
床吹き出し空調とは
床吹き出し空調とは、床下から冷風を送り、天井の吸気口から熱を排出する空調方法です。
この空調方法では、「吹き出しユニット」と呼ばれる噴出口を床下に取り付けることで室内の空気を循環させ、快適な室内環境を保つことができます。
人が生活を送る場所を「居住域」と言います。オフィス空間では、居住域にOA機器や人が出す熱が溜まりやすい性質があるので、空気の循環により温度のムラを解消する必要があるのです。
床吹き出し空調は、床下の吹き出しユニットから出る冷風を利用して熱を室外に逃がすため、居住域を快適な温度に保つことが可能。また、サーキュレーターなどの空調機を使えば冷風をより効率的に循環できるので、空調効果を高められるのも特長です。
また、吹出し口が床に設置されていることから室内の空気が行き渡りやすく、人のいる床付近の空間のみに空調効果がはたらくため省エネも期待できます。
床吹き出し空調の種類
床吹き出し空調の吹き出しユニットには、次のような種類があります。
- パーソナル用吹出し口
- アンビエント用吹出し口
オフィス空間に適した空調を調節するには、用途に応じたものを選択する必要があります。
パーソナル用吹出し口
パーソナル吹き出し口は、デスクや椅子の下に設置するスライド式の吹き出しユニットです。
吹出し口がスライド式になっているので、スライドを調整して風量をコントロールすることで室温を整えます。そのため、自分のデスク周辺を快適な環境に保つことができます。
アンビエント用吹き出し口
アンビエント吹き出し口は、廊下や会議室などの広い空間に向いている吹き出しユニットです。
空間を最低限の風量で快適な環境に保つので、人の滞在時間が少ない場所に設置すれば電気代のコストカットが実現できます。
床吹き出し空調の吹出し口の選び方
床吹き出し空調の吹出し口を選ぶ際には、以下のポイントをチェックして判断しましょう。
設置する床の形にマッチするか
床吹き出し空調の吹出し口の形は、丸型とライン型（長方形型）の2種類に大きく分けられます。壁や窓の形に合わせて、これらの付近の吹出し口はライン型を選ぶと統一感が出るでしょう。
欲しい機能が備わっているか
風量や風向を調節できる機能が備わっていると、より効率的な空調が可能です。ほかにも、吹出し口の形によって空気の広がり方なども異なります。
床吹き出し空調を設置したい空間の広さや人の出入りなどから、吹出し口に欲しい機能が備わっているかを確認しましょう。
まとめ｜ダクト工事なら岩元空調へお任せください
オフィス空間は、同じフロアでも窓際と中央部では室温にムラが生じ、社員の体調に悪影響を及ぼす場合があります。
床吹き出し空調は、室内環境を整えるだけでなく、省エネの実現にも効果が期待できます。また、社員にとっても快適なオフィスで過ごすことができ、モチベーションの向上につながるでしょう。
岩元空調では、空調設備工事の実績が豊富です。空調設備に関連したダクトの設計や施工だけでなく、工事後のメンテナンスや修理などのアフターフォローにも対応します。空調設備に関するご相談なら、岩元空調へお気軽にお問い合わせください。
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