「局所換気」と「全般換気」
お役立ち情報 換気ダクト 豆知識
梅雨が近づき降水量が増えるこれからの季節。湿度が上がり室内がジメジメするため、湿気を好むダニやカビが発生しやすい時期でもあります。これらは、アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎などの病気を引き起こす原因となることもあります。今回は、東京でダクト工事を行う岩元空調が、ダニやカビの発生を抑え室内を快適な空間に保つ「全般換気」と「局所換気」という2つの換気方法についてご紹介しましょう。
ダニやカビが発生する原因は?
ダニやカビの発生は、湿度の上昇が主な要因です。ダニとカビは、湿度が65%以上・室温が20度以上の環境を好む性質があります。梅雨時は、湿度が80%を超え、さらに室温が25度以上を超えるため、ダニの繁殖やカビ菌の発生を促す環境が整ってしまうのです。
住まいやオフィスを換気する「全般換気」
「全般換気」とは、建物全体に大きな空気の流れ(換気経路)をつくって換気する方法です。全般換気は、外気を常に室内へ取り込み空気を循環させることで風通しを良くし、ダニやカビの発生を防ぎます。また、室内の壁にガラリを取り付けたり、アンダーカットを設けた扉を設置したりすることで風が通る隙間が確保され、より効率的に室内を換気できます。
浴室やキッチンに最適な「局所換気」
「局所換気」とは、ファンや換気扇などを使用して水回りを局所的に換気する方法です。オフィスの給湯室や住まいの浴室やキッチンなど、とくに湿気がこもりやすいスペースに溜まった熱や水蒸気を室外に排出して、湿度を下げてダニやカビの発生を抑えるのに有効です。
住み人の健康を守る換気
給湯室などに効果的な「局所換気」と室内全体を換気する「全般換気」を上手に使い分ければ、ダニやカビの発生を抑えることができ室内環境の改善につながります。そして、アレル物質(ダニの死骸やカビ菌)によるアレルギーの予防も可能。室内を効果的に換気することで、建物を利用する人の健康維持も実現できるのです。建物の換気を見直し、理想的な室内環境をつくりましょう。