ダクトと食品工場は切っても切れない関係!?
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食品工場では徹底した衛生管理が求められます。目に見えないホコリでさえも侵入することは許されないので、クリーンルームを設置して細心の注意を払っています。そんな食品工場にも、ダクトが大活躍していることをご存知ですか? 今回のコラムでは「食品工場とダクト」の、切っても切れない関係についてご紹介します。
衛生管理の徹底が求められる食品工場
半導体などの精密機械を製造する工場であっても、自動車部品を製造する工場であっても、衛生管理をしていない工場はありません。しかし、私たちの口の中に入る食品を扱う工場での衛生管理の重要性は、その比ではありません。
衛生管理の過失により“万が一の事態”が発生してしまうと、大きな事件として取り扱われ、経営に大きな打撃を受けることも珍しくありません。それほどに食品工場にとって衛生管理は重要なのです。
ダクトが食品工場の衛生面をサポートする
そこで大きな役目を果たしてくれるのが「ダクト」です。ダクトによって工場内の空気の流れや給気、排気のコントロールを行うことできます。工場内にホコリや害虫などの侵入を防ぎ、臭いや細菌、騒音の発生までをも抑えることが可能です。
ただしダクトが正しく設置されていなかったり、定期的な点検を欠かしてしまうとダクトの効果を十分に発揮することができないので注意が必要です。
「目に見えない空気の汚れ」に注意!
工場内のゴミや設備の汚れ、サビなどは目に見えるので、「清掃をしなくては」という意識が働きます。しかし空気の汚れは目に見えないので、注意することがとてもとても難しいです。細菌の発生や、商品への異物混入などの“万が一の事態”が起きてようやく気がつくというケースも散見されます。
常にダクトに意識を向ける
空気の汚染は、ダクトが正常に機能していればほぼ避けることができます。しかし、ダクトの内部に油やホコリが溜まることで空調機能が正常に機能しなくなると、やがて工場内の空気が汚染された状態になる可能性が高まります。また、ダクト内に油が溜まることで火災が発生する「ダクト火災」のリスクも増します。
一般家庭ではさほど気にならないレベルのホコリであっても、食品工場では致命的な問題になる可能性をはらんでいます。目に見えないからといって放置することなく、「空気の流れが淀んでいないかな?」「いつもとは違った臭いがしないかな?」といったチェックを忘れないようにしましょう。
万が一に備えてダクトの定期点検を!
繰り返しになりますが、食品工場での衛生管理が原因で起こる事故は、たった1回であっても致命傷となってしまう可能性が十分あります。では、そのような事態を避けるにはどうすればいいのでしょうか? その答えは「ダクトの定期点検」にあります。
ダクトの定期点検を行うことで、工場内に汚染された空気が蔓延するリスクは大幅に軽減できます。食品工場だけに限らす、工場内の衛生管理において重要な役割を果たすダクト。いつでも正常に機能させるためにも、定期点検を行いたいものです。