スパイラルダクトとは?材質や用途、特長を紹介
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スパイラルダクトとは、丸ダクトのひとつです。ダクトには丸ダクトのほかに、角ダクトとフレキシブルダクトという主な形があり、この3つの中で、さらに材質や形状が細かく分かれます。
本記事では、スパイラルダクトの特徴や接続方法について解説します。
目次
スパイラルダクトとは
ダクトの形の種類は、大きく次の3つです。
- 角ダクト
- 丸ダクト
- フレキシブルダクト
スパイラルダクトは丸ダクトに分類されます。丸ダクトには、ほかにもオーバルダクトという楕円形のものがあります。スパイラルダクトは、幅75mmから150mm、厚さ0.4mmから1.0mmの帯鋼をらせん状にダクトへ巻きつけた円柱状のダクトです。
ここでは、スパイラルダクトの材質と用途について解説します。
ダクト全般の基本情報については、以下の記事で解説していますのであわせてご確認ください。
スパイラルダクトの材質
スパイラルダクトの材質には、主に亜鉛鉄板が使われますが、ステンレスや塩ビライニング鋼板が使われることもあります。
スパイラルダクトの用途
スパイラルダクトは、強度の高さから以下のような幅広い用途で使われています。
- 集合住宅の厨房
- 浴室やトイレの換気
- 冷暖房用のダクト
- オフィスや店舗ビルのダクト
- トンネル内の送排気管
- 産業用建物の集塵用ダクト
スパイラルダクトの特長
他の形状のダクトと比較したスパイラルダクトの特長を紹介します。
比較的軽量で材料費や施工費などのコスト削減が可能
スパイラルダクトは、帯鋼をダクトにらせん状に巻くことで強度と弾性を高めており、ダクトの管厚自体はそれほど厚くなく比較的軽量です。スパイラルダクトよりも重量のあるダクトと比べても、材料費や施工費などのコストを削減できます。
自由な設計が可能
自由な設計が可能なことも、スパイラルダクトの特長のひとつです。スパイラルダクトの基本的な長さは4mですが、使用するフープの長さに制限がありません。そのため輸送条件が許す限り自由な長さに製作することができます。
また、用途に応じて接手類や異形管も製作できるので、現場での施工の手間や費用を抑えられます。
スパイラルダクトの接続方法
スパイラルダクトの接続方法には複数ありますが、主な方法としては次の3つがあります。
- 差し込み継手工法
- フランジ継手工法
- メッツフランジ継手工法
これらの方法は、スパイラルダクトを含めた丸ダクト全般の接続手法です。
丸ダクトの接続方法の内容について、詳しくは以下の記事で解説しています。
まとめ|ダクト工事なら岩元空調へお任せください
今回は、丸ダクトのひとつであるスパイラルダクトについて解説しました。角ダクトやスパイラルダクトと比べて軽量なので、設置がしやすいことや材料費がかからないことが特長です。強度も高いので、さまざまな用途で使われます。
ダクトの設計から修理まで一貫して行う岩元空調では、設置場所の形状や用途に合わせた最適な工事を提案。機能性や耐久性だけでなく、見た目の美しさにもこだわり、ワンストップだからできる価格とスピーディーな対応でダクト工事を行います。ダクトに関するご相談は、お気軽にお問い合わせください。